神奈川県内の木質ペレット製造の稼働

近年の原油・電気・輸送費の値上りや世界情勢に影響した変化が続いています。当店の木質ペレットの供給も影響を受けております。この流れを良い方向へ変化させていくため、また既存の顧客への供給体制を改善するため、神奈川県内に木質ペレット製造工場を稼働させたいと考えております。木質ペレットは地産地消が可能なエネルギーであり、小ロットでも環境の改善や雇用創出につながるビジネスモデルです。まずは、年間100tの木質ペレット製造が可能な工場の稼働を目標に活動しております。

共創フロント(横浜市)

燃料以外の木質ペレットの需要開拓

燃料としての用途以外にも需要が開拓できると、輸送費・保管費の削減やペレット工場数の増加につながる可能性があります。農業用の木質ペレット活用を検討していたところ、別視点の興味深い意見をいただき、木質ペレットの除草効果やphやC/N値といった利用方法を検証したいと考えております。土壌内の窒素枯渇による植物の生育を抑制または除草の効果があると予想しています。しかし量に対しての効果、継続期間の指標となるデータがなく根拠が説明できません。
農業用ではC/N比を元に土壌改良効果、または窒素飢餓による除草効果、遮光による除草効果、ph調整材、ボイラー燃料としての利用が想定できます。ボイラーの燃焼灰はアルカリ性の調整(苦土石灰)として利用できる。

副次効果で木質ペレットの農業用途では品質(微粉率、含水率、長さ、太さなど)の影響が少なくなる。ペレットストーブ用をハイオクとすれば、農業用はレギュラーやディーゼルのような品質で問題ない。そのため原料として調達できる材料の範囲が広がる。

→製造業者が増える
 →価格の値下げにつながる
 →需要の拡大につながる

船用エンジンとして木質ペレットを利用する

上記のプロジェクトは横浜ペレットだけで実現するのは難しく、同じようにお考えの企業、行政、団体、個人の皆様のご協力を頂ければ、達成への道筋が見えてくるものと考えております。