ペレットとは?

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ペレット(pellet)とは小さな固まりの形状のことを指します。日本国内で利用されているペレットストーブ用の木質ペレットは、間伐材や端材、かんな屑やチップのようや製造副産物等を細かく砕きおが粉にして、直径6mm、長さ10mm-50mmほどの円筒形状に圧縮形成した固形燃料のことです。熱を加えて圧縮することで、木に含まれているリグニンやセルロースといった成分が働き、接着剤を使わずに形成されています。形成後は業務用フレコンバックのようなもので保管されるか10kgビニール袋に梱包されて保管されます。商品の特徴として木そのものを固めた安全な性質のため取り扱いしやすく、長期保管が可能な固形燃料といえます。ライターやマッチだけで火をつけるのは難しく、もし着火材等で火がついても、酸素がうまく取り込めないと火が消えます。継続的に燃焼させるには、吸気と排気の構造が必要となります。

◇ペレットの選び方

木質ペレットは部位によって樹木の皮を含まないホワイトペレット、樹皮を含む全木ペレット、樹皮をつかったバークペレットの3種類に分かれます。原料の樹種によって燃焼性が異なります。用途によってボイラー用とストーブ用の2種類に分かれます。さらに産地によって国産と外国産に分かれます。品質の悪いペレットをつかったことで、ペレットストーブに問題が発生することもあります。ストーブ燃料とする際は、メーカーや販売店に確認することをおすすめします。

◇ペレットの保管場所

送料を安くするためにまとめ買いする場合や 、小ロットの注文を受付していない工場へ発注するため、まとまった数量の注文をすると、広い保管場所が必要になります。1シーズンの使用量を1000kgとすると、幅120cm高さ180cm奥行45cmの本棚が2台分以上のスペースが必要です。さらに、100袋のペレットを玄関から保管スペースまで運んで積み重ねなくてはなりません。

◇保管方法と消費期限

倉庫や物置のような場所が最適です。雨や直射日光をさけ、 地面や床からの湿気を防止するために、シート等でカバーをかぶせて保管してください。 消費期限は決まっていません。湿気ることがなければ、2-3年は問題なく使えます。

◇着火性

木質ペレットは可燃性の木質燃料ですが、火が付きにくく、ライターやマッチの炎で着火させるのは困難です。着火には着火材や電気ヒーターを使用します。着火しても吸気・排気の仕組がないと燃え続けるとこができないため高い安全性を備えています。

◇燃え方

着火してすぐは白い煙がでます。燃焼が広がり高温になると、煙はほとんどでず、ほのかに木の香りがします。

◇その他の用途

猫砂として利用できます。バーベキュー燃料として利用するには、吸気と排気の仕組が必要になりますので、専用オーブンやコンロ、焚き火台が必要です。ススがつくため、直火で食材を調理するのには向いていません。鉄板、鍋、スキレット等をご利用ください。

ペレットを水につけると、水を吸い込み少し暖かくなります。その後、徐々にくずれながら体積が膨らんでいきます。水につけた状態で完全におが粉状に戻ったあとは水を吸い込まず、乾燥させると表面が固くなります。
木質ペレットはカーボンニュートラル(排出する二酸化炭素と吸収される二酸化炭素が中立)を可能にするバイオマスエネルギーで温暖化対策としても注目されています。また山林の間伐材の伐採は機械が入れず、人の手作業に頼ることも多く、林業の雇用創出にも期待されているエネルギーです。ペレットストーブ以外にもペレットボイラーや給水式冷凍機の燃料として利用されています。

都会でペレット価格が高価になる理由

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ペレットストーブを利用するのに必要な木質ペレットですが、都会で高品質なペレットを取り寄せると、元々の価格より高くなってしまいます。その大きな原因は輸送費です。
都会のペレットストーブユーザーは、インターネットでペレットを購入しています。ネット購入は山林から遠く離れた都会で、木を原料とした木質ペレットを手にいれるための一番簡単な方法だと考えられます。

注文を受けた工場はペレットを梱包して発送します。配送業者はペレットを預かり、工場からお客様へ配送します。このとき工場で10kg450円-500円で売っているペレットが、都会で買うと20kg1,900円前後のような価格になります。10kgと20kgの配送料金の差はないので、20kgを1セットにして価格を決定することになります。この例の場合、約半分が送料となります。詳しく説明するまでもありませんが、木質ペレットの本当の価格は送料込の価格となります。ペレットが安くても、そこそこの重さがあり送料がかかる以上は、簡単には価格をさげることはできないのです。

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ちなみに、10kg袋1袋の輸送費用だけで比較すると、積載量12t(1200袋)の大型トラックが国内を約400-500km陸送するのと、東南アジアから船で積載量26t(2600袋)の40ftコンテナで輸入する費用は、ほとんど差がありません。つまり安い海外のペレットを国内で販売すれば、今の市場価格より安価で販売することができます。しかし一部の高品質な輸入ペレットを除き、原材料や品質、規格等の問題で、ほとんどのペレットはペレットストーブで燃焼するのにはあまり向いていものが多いです。しかもペレットは地産地消のバイオマスエネルギーで、地元の活性化を可能にする商品でもあるため、目的や意識の違いから日本のペレットストーブユーザーには海外のペレットは浸透しにくいように思います。

結果として、ペレットストーブを安心安全に長い間お楽しみ頂くためには、なるべく近くの原材料や産地がわかるペレット工場から、配送してもらう方法しかなくなります。

当店が考えたペレットを安く売る方法

ペレットストーブ用のペレットが高くなる理由をまとめると

1:重たいので送料が高い
2:ストーブで使うには品質も重要

この問題を解決して、よりペレットを使いやすい環境を整えるために次のような対策します。

解決方法1:都会の木質ペレット販売所

木質ペレット販売所を都心部に設置します。そうすることで、近隣のペレットストーブユーザーが木質ペレットを直接購入することができるようになり、「お持ち帰り」することで送料が必要なくなりネットで買うより格段に安く購入することができます。さらに安くお求めのお客様には、ペレットを梱包しているビニール袋をなくします。ビニール梱包をなくすため工場や大型機械への搬入に使用されるフレコン梱包の状態で仕入れを行い、お客様に袋や入れ物をご準備して頂きご自身で袋詰めをできるようにします。横浜の木質ペレット販売所

解決方法2:木質ペレットの定期配送

定期配送は決まった日程に調整することで効率よく配達できます。事前に予定を決めて数件まとめて配達できるので、配送費を抑えることができます。また宅配便とは異なりお届けするのが当店スタッフのため、訪問時に問題があればすぐ対処できます。さらにお客様がご不在の際、木質ペレットの指定場所納品を行います。配達で一番困るのは「不在」です。何度いってもお客様に会えずに荷物が渡せない。これは配達費が高額になる理由でもあります。ペレットはガソリンや灯油と異なり揮発することがなりく、固形燃料で安全な性質のため、取り扱いしやすく長期保管が可能な燃料です。ご不在時は軒下、玄関先、ベランダ、物置など雨がかからないところに納品させていただきます。不在による再配達をなくし、効率化した定期宅配を行うことで安く購入することができます。ペレットの定期宅配

業務用・産業用木質ペレット

バイオマス発電

バイオマスを原料として発電する施設。使用するバイオマスによって売電価格が異なるため、売電の基準となるガイダンスに基づく証明等が必要なる。日本全国で建設されており今度の活躍が期待されている。加工コストや輸送費を削減するため、主に周辺の原料をチップの状態で消費する。

ペレットボイラー

給湯、暖房、冷房、温泉、浴槽加温、農業ビニールハウス、プール、学校、保育園、養殖場、銭湯等といった、幅広い業種や設備に利用されている。従来の油ボ イラーからペレットボイラーにかえたり、他の燃料と同時に使用することでCO2削減と経費削減が見込まれる。ボイラー資格を必要としない無圧開放式のボイラーもある。

吸収式冷凍機

従来の暖房機能だけではなく、木質ペレットを利用した冷房が可能。公共施設、工場などの大規模施設にも設置されている。

ペレットストーブ

木質ペレットを燃料とした暖房器具。公共施設、一般家庭などで使われている。薪ストーブと比べると煙やにおいがほとんどない。海外メーカーだけでなく、近年では国内メーカーも国産ペレットストーブ製造に力をいれている。

業務の流れ

福祉施設、保育園、学校、ビルの冷暖房、農業用温室、プール温水給湯等の公共の場で、木質ペレットを原料とした設備利用が拡大しており、高品質で低価格な木質ペレットが必要とされています。
ペレットストーブ販売店・施工店、ペレットボイラーご利用者、または大量に木質ペレットをご利用される事業者様には、個別にお見積りをご提出致しますので、まずはお問い合わせください。

お問い合わせ先
横浜ペレット
Mail:iemura@y-pellet.com
TEL 090-4748-0387